中国山地の西、広島県、島根県及び山口県の県境には、多くの自然が残されている。 とりわけ、十方山と冠山付近、太田川源流の細見谷には、貴重な動植物が多い。 特に、イヌブナの原生林は、白神山地に匹摘するといはれている。  
 この細見谷の渓流に沿う林道の谷あいはブナ林に囲まれ、いくつもの小さな滝がある。  細見谷川は途中で林道と分かれ、細見谷渓谷を経て吉和村に至る。 細見谷渓谷は西中国山地最後の秘境といはれ、大竜頭の滝など多くの滝がある。





林道の滝 (一)
 細見谷川の最も上流にある滝。 水越峠から2km下流。 高さ5mの無名の段瀑。   左は一段、右は三段に落ちる変形の滝。 岩の上の苔の状況から水量が安定しているのが判る。



   

林道の滝 (二)
 最上流の滝の下流。 林道側の支流にかかる高さ5m。 上流にはなめら状の滝がつづく。 水量は多くないが、本流に直接落ちる。





林道の滝 (三)
  林道の対岸の谷あいにかかる滝。 この支流の滝も直接本流に落ちる。 川の両岸の多くの谷は、尾根の水を集め本流の注がれる。





林道の滝 (四)
 本流で一番上流の滝から4kmあまり下流、 高さ5mの無名の滝。 滝壷は7m四方、深さ5mと大きい。 両岸のイヌブナの大木は厳粛である。





林道の滝 (五)
 本流にかかる三つ目の滝で高さ5m、 中ほどの滝から50m下流。 滝壷は幅10m、 深さ3−5mと大きい。





林道の滝 (六)
 林道対岸の谷から直接細見谷川に落ちる高さ10mの滝。  この滝にだけは、タキワケ谷の滝の名がある。





林道の滝 (七)
 林道の向かい側にかかる滝。





林道の滝 (八)
 同じく、林道の向かい側にかかる最下流の滝。

細見谷   細見谷の滝   白神山地    十方山林道
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