2001年10月

(みのちかわのたきはちけい)
 水内川(太田川の支流)には多くの滝がかかっている。地元湯来町(ゆきちょう)では大小27の滝があるとのことである。また、川沿いには湯来、湯の山の二つの温泉があることでも知られている。この水内川の支流には様々の滝がある。支流との合流点にできる「出会い滝」、大雨あとに流れる「夕立の滝」、滝下で直角に曲がる「比丘の瀬滝」などの滝を見ることができる。

 

 

竜頭の滝  (りゅうずのたき)  651,657
 水内川支流の滝谷川にかかる4段の滝。一番下の滝が最も大きく、高さ16米 直下型の滝。上の三段はそれぞれ高さ4米。水量は豊富で両岸は急峻である。

 

 

多羅多羅の滝  (たらたらのたき) 300
 多羅多羅谷にかかる三段の滝。下段の滝は高さ19米、中段は25米、上段は不明。下段の滝から中段の滝までは登ることができる。上段の滝には急峻で行けない。水量は多くはない、文字通りたらたら。

 

 

白井の滝  (しらいのたき) 521
 水内川支流の伏谷川にかかる高さ10米の滝。滝口は1米と狭いが滝壷は幅、深さ共に5−6米ある。滝に向かい左側には高さ3−40米の枯れ滝がある。

 

大古屋の滝  (おおこやのたき) 1200
 伏し谷川支流にかかる四段高さ3−40米の滝。水量は多くないが県道脇にあり間じかに見ることが出来る。

 

 

出会の滝  (であいのたき) 882
 石が谷川にかかる高さ11米の滝。石が谷は左右標高800米を超える山々で、30−50米の岩峰に囲まれた峡谷。出会い滝の対岸には、大雨の時だけ見られる夕立滝がある。

 

 

灯明滝  (とうみょうたき) 883
 石が谷川の最も奥にある高さ8米の滝。滝口は幅2米に満たないが、滝壷は10米四方、深さ3米と大きい。石が谷峡は標高300米から500米までの間、3kmにわたる峡谷で文字通り大小の石に埋まっている谷。

 

 

出合いの滝  (であいのたき) 528,529
 水内川の上流にあり栗屋郷川との合流点にかかる滝。本流にかかる滝の高さは3.5米であるのに対し支流の滝の高さは4.5米。滝付近の滝壷は深く大きい。

 

 

比丘の瀬滝  (びくのせたき) 278
 石が谷峡にかかる高さ6米のナメラ状の滝。滝壷からはほぼ直角の曲がり、滝壷は細く(3米)深く(5米)長い(25米)。
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