沼田川は用倉台地を激しく侵食しながら三原市を流れ瀬戸内海に入る。  両岸は急な絶壁が多く、両岸からの支流にはいくつかの滝がかかっている。 また、このあたりは昔、小早川氏の支配する地域でもあった。

 

 

瀑  雪  滝 (一)
 沼田川の上流にかかる高さ30米の滝。 毛利元就がこの滝を見た後、滝の上手にある棲真寺で宴会を催したといはれ、別名棲真寺の滝ともいわれる。

 

 

  雪  滝 (二)
 滝口には大きな岩があり、座禅石といわれている。  沼田川上流一帯は船木峡といわれ、徳富蘇峰も 「安芸の嵐山」 と絶讃した景勝地。 沼田川を挟んで、ほぼ対岸に女王滝がある。

 

 

小 滝
 瀑雪の滝のやや上流、棲真寺に行く途中にある高さ7米 二段の滝。

 

 

女 王 滝
 同じ沼田川の上流にかかる高さ25米の滝。 幅5米から9米、三段の滝。  広島空港のある用倉台地の谷川にかかる。 空港の開設により水量が減ったといわれる、 NHKの大河ドラマ毛利元就のタイトル画面になった。

 

 

女 王 滝 下段
 この辺り一帯は大きな台地になり、沼田川浸食により両岸は急峻。 ほぼ対岸に瀑雪滝がある。

 

 

昇 雲 滝
沼田川の支流で、佛通寺の境内を流れる佛通寺川の上流,にかかる高さ50米を超える。 滝は数段に分かれ、  滝壷は10米四方あり深い

 

 

白 扇 の 滝
 沼田川の支流、菅川にかかる高さ22、三段米の滝。  上段10米、中段6米、下段6米。  昔、矢谷の滝といはれていた滝で忘れられていたが、 山陽自道車道の開通にあたり、あらためて紹介された。

 

 

姫 が 滝
 支流の椋梨川の中流にかかる高さ10米の滝。 上流に椋梨ダムができ、水量が減り水は霧状に落る。 滝壷は浅い。 この辺りは深山峡といはれる景勝地で、頼山陽が 「安芸の耶馬溪」 と絶讃した景勝地。 
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