瀬戸内海には滝のかかる島がある。  水量は多くないが、島では貴重な水源である。 また、滝についてのいわれが多い。





延命の滝
 山口県、屋代島。  標高685mの嘉納山から北側の谷にかかる滝。 水量は多くないが、中腹からの伏流水からの滝。 伏流水のため水質が良く長寿の水といはれている。





白糸の滝
 厳島神社の島。  標高530mの彌山から流れる白糸川にかかる高さ13mの滝。 一枚岩の花崗岩の上を流れる。  大野瀬戸から白糸のように見える。





古鷹源水の滝
 江田島。 標高376m古鷹山の谷あいにかかる高さ10mの滝。 近くの谷にも小さな滝がある。





鳴  滝
 倉橋島。 島の西側にかかる高さ40mあまりの滝。 直接海に落ちるほど海岸に近いので、海上からもよく見える。  古く、万葉集にも詠まれている滝。





桂 の 滝
 蒲刈島。 標高457mの七国見山の中腹にかかる滝。 緩やかな斜面を20mあまり、なめら状に流れる。 水量は少ないが昔から涸れたことがない。 水質が良く名水に指定され、原爆記念日には献水される。





雄こんの滝
 豊島。 標高309mの十文字山の中腹にかかる高さ7mの滝。  滝の岩盤に 雄こんの文字が刻られている。 雄こんとは アビ の遊ぶ姿。





王子の滝
 大崎上島。 標高248mの王子山の谷あいにかかる高さ7mの滝。 滝下に観音堂があり、昔は水行が行はれ信仰の厚かった滝。 下流になめら状の滝が続く。





入日の滝
 愛媛県大三島。 標高437mの鷲ヶ頭山の麓にかかる高さ15mの滝。 夕日に映える姿がよい。 滝下に島西国1番の滝山寺がある。

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