瀬戸内海は地球の遺産 (16) | 2002年3月 |
大崎下島は瀬戸内海の中央にある周囲20kmの島。 最も高い一峰寺山は標高449m。山頂からの眺望がよい。 島の西側は隣の豊島の豊浜町に属している。 かってこの辺りの海面一帯は、渡り鳥「アビ」が渡来し、「イカリ漁」が盛んに行はれていたところ。 また、「大長ミカン」の産地としても知られている。 古くから海上交通の要衝でもあり、江戸時代には 御手洗条約、 蛤御門の変 など政治的にも要衝であった。 坂本竜馬もこの地に立ち寄ったといはれる。 | |
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中の瀬戸大橋 | |
大崎下島(広島県)と岡村島(愛媛県)の間に二つの無人島がある。 平羅島(標高77m)と中ノ島(標高91m)。 全島でミカンが栽培されている。 この島にかかる全長251mのアーチ橋。 1998年(平10)開通。 | |
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大 長 港 |
東側の入り江にあり、島の中心になる港。 ミカン船が多く停泊。 対岸は愛媛県の岡村島。 大長は 「おおちょう」と云う。 |
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岡 村 大 橋 |
中ノ島と岡村島にかかるミカンを運ぶ農道橋。 全長228mのアーチ橋で県境の橋でもある。 1995年(平7)開通。 前の、中の瀬戸大橋と大きさ形ともよく似ている。 |
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御手洗港大島灯台 |
御手洗瀬戸の北側入り口にあり、御手洗港のあることを示す灯台。 白色コンクリート造、3秒毎に1回光る。 電源は空気電池、17km先まで見える。 1975年(昭50)開設。 |
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農 船 |
周辺の島々に渡り、ミカンを栽培する専用の船。 農機具や収穫したミカンを運ぶ。 橋が開通しても現役で活躍中。 |
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平 羅 橋 |
大崎下島と平羅島にかかる全長99mの斜張橋。 平羅島も全島がミカン畠の無人島。 1998年(平10)開通。 |
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オレンジ三橋 |
平羅橋、中の瀬戸大橋、それに岡村大橋の三橋は 「安芸灘オレンジライン」 といはれる。 文字通りミカンを運ぶ橋である。 岡村島の方から見る。 |
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豊浜大橋 |
広島県大崎下島と西隣りの豊島とにかかる全543mのトラス橋。1992年(平4)に開通した農道橋。橋と併行して町営の渡船もある(無料) |
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